2008年9月23日火曜日

9月27日街頭募金を行います。

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ショップさんへ募金箱設置のお願い


全国のショップさんが集まる会議の場で「裸の大陸チャリティプロジェクト」にお時間を割いて頂き、募金箱の設置をお願いして参りました。



まずはサックンよりショップ経営者の皆さんに概要を伝え、募金箱の設置に協力して下さるショップさんに名刺をお渡しして、後日詳細なやり取りをさせて頂くという段取りに。

基本的に募金箱はサックン含めたスタッフが直接ショップさんに持ち込み、回収の際もスタッフが全国を駆けずり回って集めてくる事になります。

募金箱の設置されているショップや集まった金額については、後日このブログ等でお知らせ致します。


2008年9月9日火曜日

記者会見

先日都内某所で記者会見を開きました。

感極まって泣き出す佐伯さん。かわいいですね。
スタッフの皆様。お疲れさまでした。

当日は雨の中沢山の報道陣の方々に来て頂きました。
有り難うございました。

今後は店頭での発売記念イベントなど
いろいろと計画中です。
詳細が決まり次第ブログでも報告していきますので
よろしくおねがいします。

2008年8月27日水曜日

2008年8月15日金曜日

記者会見のお知らせ

Press Release

報道関係者各位             2008年8月15日/有限会社ナチュラルハイ


裸の大陸チャリティプロジェクト
「エロでも救える命がある!」アダルトビデオでボランティア活動
―チャリティ活動すら規制される表現規制の風潮にNO!―



始まりは「外国で異文化と接しながらAVを撮ったら面白そう」という思い付きでした。

しかし海外で貧困に苦しむ人々の生活に触れる内に、次第に「たかがアダルトビデオでも人助けくらいできるんじゃないか?」と考えるように。

そんな想いから今回の「チャリティAVプロジェクト」を立ち上げました。

最初に100万円を用意し、それを元手にスタッフとAV女優とが現地でボランティア活動。その映像とAVパートとを合わせた作品を発売し、売り上げをボランティア団体を通じて全額寄付します。

現地の子供達に雨風を凌げる家を建ててあげたい
今日を生き抜くための食料と水を提供したい


そんな全くの善意だけでスタートした当プロジェクトですが、待ち構えていたのは日本を覆う表現規制の風潮で、完成した作品には子供の笑顔をすべて覆い隠す画面一杯のモザイクが……

こんな映像では「エロでも救える命がある!」という主張を充分に伝えられません。
しかしそんなイビツな作品にしなければ発売が許されません。

なぜエロ商売の人間には満足なチャリティ活動が許されないのでしょうか?

歌手がチャリティコンサートをやるのであれば、AVメーカーはチャリティAVを発表するのが当然ではないでしょうか?

それをモザイクで隠してしまってどうしようというのでしょうか?

我々はこのやり過ぎな表現規制の風潮に「NO!」と声を挙げるため、8月25日に記者会見を行います。



■当日のプログラム
・ナチュラルハイ佐久本(監督)よりご挨拶
・佐伯奈々(主演女優)よりご挨拶
・チャリティプロジェクトの概要説明と今後の展開について
・質疑応答
司会進行:松沢呉一
※会見後の個別取材もお受けします



■記者会見の日時や問い合わせ先
日時:2008年8月25日
主宰:有限会社ナチュラルハイ
TEL:03-5333-4442
FAX:03-5333-4630
MAIL:jun@naturalhigh.co.jp

<ご注意>
取材希望の方は予めナチュラルハイ宛てにご連絡ください。
折り返し会場と時間をお伝え致します。
また会場のセキュリティ上の理由から、報道関係者以外の入場は固くお断りいたします。

監督インタビュー第四回 「チャリティAV企画の今後について」

■チャリティAV企画の今後について
細字=インタビュアー
太字=サックン(監督)


―では諸問題が発生した際の率直な感想をお聞かせください

それは悔しいですよ。あんなに喜んでくれた子供達の顔がモザイクで見れないんですから。自分はそんなに悪い事を、やましい事をしているのかと悲しくなりました。それにメディ倫の人間から「本当に行くとは思わなかった」とか「一般作でやればいいじゃん」なんて言われるし、小バカにされているようで本当に悔しくて。

仮にメディ倫の言うようにボランティアシーンだけを抜き出して一般作として売ったとして、そんなの売れると思いますか?絶対に大して売れないですよ。売れないという事は寄付してあげられる金額が微々たるものになるって事だし、それじゃ気持ち悪い自己満足だけで終わってしまうじゃないですか。

自分はAV監督で、AVを撮る事しかできないから、歌手がチャリティーコンサートをやるように、AVでチャリティをするしかなかったんです。それが一番お金を作ってあげられると思ったんです。たくさんお金が作れれば、それこそ井戸を掘ってあげられるかもしれないし、高価な薬を揃えてあげる事だってできるかもしれないし、本当に色々な可能性を考えてたんです。

それがまさかこんな所でつまづくなんて思いませんでした。善意だけじゃダメなんだなんて納得したくありません。裸商売の人間は人助けなんてするなという事なんでしょうか?



―では今後この問題をどのように提起していきたいですか?

今後は作品の発売以外にも、全国のショップさんに募金箱を置いてもらったり、実際に募金箱を持って街角に立ったりする予定なんですが、まずはユーザーさんにも同業者さんにも「エロビデオを買う」という行為であっても、それが人助けになる場合もあると伝えたいです。

それとモザイクの問題は別として、仮にうちが今回失敗してしまったとしても、他の色々なメーカーが真似してくれればいいと思います。常に業界の問題児と見られているナチュラルハイでもこれだけの事ができたんですから、もっと大手のお金のあるメーカーならさらに大きな事ができるでしょう。そうなればうちよりもっと上手に社会貢献してくれると思うし。

エロ業界への風当たりが強くなる一方ですが、それほど大きいわけでもないメーカーが、単独でこういう活動できたんだという実績を残せればそれでいいです。エロで儲け一辺倒というんじゃなくて、もっと可能性があるんじゃないかと思ってます。

海外ではポルノ女優などでも普通にボランティア活動をしたり、チャリティ活動をして社会的にもそれが認知されているんですから、日本で同じ事をしたって良いと思うんです。

こんな事を言うと偉そうに聞こえるかもしれませんが、様々なメーカーがこういう地道な活動を続ける事で、少しでもエロというジャンルの、もっと言えば "表現活動" の可能性や社会的な認知度を高められれば嬉しいなと思っています。

監督インタビュー第三回 「表現規制の壁」

■表現規制の壁
細字=インタビュアー
太字=サックン(監督)


―この企画はあまりに壁が高くて、一時期は発売が危ぶまれたという話を聞いていますが、やはりネックになったのはAVというメディアのせいですか?

はい、すべてエロという部分が問題になりました。この裸の大陸シリーズは、1~3作目までは「ドキュメンタリー性を重視する」という理由で、現地の人達には一切修正を入れてないんです。メディ倫がそれで通してくれていたので。それが4作目の時にちょうど日本のユニセフなどが児童ポルノに対して規制の声を挙げて話題になっていたんですけれども、モロにそれの余波を受けてしまって、現地の人の中で未成年と思われる人や子供達にすべてモザイクを入れなければならなくなりました。それまではOKだと言われていた内容なのに、いきなりメディ倫の基準が変わってしまったんです。


―それは今回のチャリティー作品でも同様なんでしょうか?

はい、それが一番の問題になりました。今回は撮影の3ヶ月も前にメディ倫に「次はAVの他にボランティア活動の模様も撮影しに行く」と伝えてあったんですが、その時にメディ倫の担当者から「それはその時に考えます」としか言ってもらえず、実際に撮って編集して審査を受けたら子供にはすべてモザイク、未成年の疑いのある人物にもモザイクと。

世の動きに敏感でなければならない部分があるのはわかりますが、それにしたって倫理基準というものを、世間の論調に少し変化があったからって急激に変えるというのはおかしいですよ。現に1~3作目まではメディ倫が「それで平気だ」と言って審査を通してくれていたんですから。



―それはボランティア活動をしている場面でもなんですか?

そうです。エロシーンではなくても全てです。それでこちらもそれはおかしいし、何ヶ月か前まではOKだと言ったじゃないかとか、単純に絵として考えてもイビツ過ぎると反論したんですが、全く取り合ってもらえず、ダメなものはダメの一点張りで。

この作品の趣旨は「エロでも救える命がある」とある意味の啓蒙活動をすると言う目的もあるのに、今のメディ倫の基準では、肝心の子供達が喜んでくれている場面とか、元気に遊んでいる場面とか、新しい文房具で勉強したり絵を描いたりっていうシーンは、全部画面一杯のモザイクになってしまうという事なんです。

エロに対する風当たりが強いのは重々承知していますし、倫理団体やAVメーカーが守らなければならないラインがあるという事も理解していますが、今回のケースでそれはないんじゃないかなと、そして何よりあやふや過ぎるだろうと。



―では今回の作品はボランティア活動のシーンがモザイクだらけになってしまったんですね?

そうしないと売らせて貰えないんだから仕方ないですよ。社内には「徹底的に戦おう!」とか「発売を強行してしまえ!」という過激な論調もあったんですが、でもそれをやってしまったら一番の目的が果たせなくなる恐れがあったんです。一番の目的というのは、1本でも多く売ってお金を作って、それを全額寄付して、もっと色々な手助けをしたいという事です。

だから今回はその最大の目的の事だけを考えてこっちが折れました。決して納得したわけではないですし、今後もおかしいという訴えかけは続けますが、こればかりは「どこがゴールか?」という優先順位の問題です。手段と結果とで、こちらの我は捨てて結果だけを取りました。

本音を言えば現地の人達の表情なんかを全部映して、世間に対して「たかがエロでもこれだけの事ができる」とアピールしたかったんですけど、残念な事に今回はこうするしかありませんでした。